ダヒで作る本格ラッシー

インド人経営のカレー屋さんにはラッシーが必ず置いてあります。
バターチキンカレーにナンとくれば、ラッシーを注文しないわけにはいきません。

ラッシーの作り方はインドにおいても様々ですが、話を伺った日本のインドカレー屋さんでは、ヨーグルト(市販のヨーグルトを植え継ぎして増やしたもの)に水やシロップを入れてかき混ぜたものを、ラッシーとして出しているようです。

よりインドの味に近いラッシーを味わうために、ダヒを使って作ってみてはいかがでしょうか。
ダヒの味の特徴は東欧のヨーグルトに特徴的なブルガリカス菌を含まないことであり、ブルガリカス菌が出す酸味を連想させる香りがありません。これにより穏やかでまろやかな味になるところが、本場の傾向に近くなります。

作り方

ラッシーを作るのは簡単で、
1.粘度や濃さを抑えるため水や牛乳を加え、2.糖で甘みをつける。3.かきまぜて泡立てる。
これだけです。

  • 割合は、ダヒが7~8割、牛乳または水が2~3割を目安にします。
  • 糖分はガムシロップ等のシロップや、溶けやすい顆粒状のグラニュー糖がおすすめです。
    全体重量の5%程度を目安にしてください。
    ダヒは酸味を感じにくいのが特徴ですから、糖を普通のヨーグルトの場合と同じ量入れてしまうと甘すぎます。普通のヨーグルトの場合の2分の1から3分の2の量がおすすめです。
  • スプーンでかき混ぜて泡を立てます。

さらに味をつけるなら、インドでは「マンゴーラッシー」が主流です。
マンゴージュースやマンゴーピューレが手に入った場合、ダヒにそれを注ぎ、必要ならば糖を足してください。