無添加 豆乳ヨーグルト withダヒ

ダヒの乳酸菌ならば、豆乳を発酵させることも出来ます。
無調整豆乳で作れば、仕上がりは豆腐のような感じです。乳酸菌は酸を生成しますので、少々酸味が出ます。
乳酸菌を使えば、にがりを使わずに豆腐を作ることが出来ます。にがりを心配する方にとっては、植物性たんぱく質の最適な取り方になるでしょう。

さて、玄米に付着している乳酸菌を培養して、豆乳ヨーグルトを作ることが流行ったそうです。
おもしろい作り方だと思いますが、健康効果を信じることには疑問を感じます。
あるメーカーで「植物性乳酸菌」として売り出している菌は、メーカーが研究によって、人体への安全性や健康的な効果があることを確認して、その菌を培養して使っているものです。
一方で、玄米に付着している乳酸菌は、誰が研究したわけでもなく、誰が管理しているわけでもない菌です。動物性乳酸菌より優れているとか、生きて腸に届くとか、その可能性がないわけではないですが、そう考える根拠はないのです。
乳酸菌メーカーや乳業メーカーは、何十万種類もの乳酸菌を収集して、その中から有用なものをやっと見つけ出して商品化するのです。玄米にたまたま有用な菌が、十分な数存在すると考えるのは難しいことです。
お子様に与えられる場合など、得体のしれないものを与えているとの認識を持っていただきたいと思います。

作り方

ダヒ・ヨーグルト種菌とともに必要なのが豆乳です。ここでは無調整豆乳を使います。無調整豆乳はダイズ固形分が8%以上と決められており、値はパッケージに表示してあります。8%では一応固まりますが、出来た後で水と固形分が分離し、柔らかい豆腐状になりません。10%や12%などの固形分の製品が販売されており、この方がしっかりと固まった豆腐状になるので、こちらをおすすめします。パッケージに「豆腐が出来る」とうたわれている場合があります。

豆乳のパッケージにダヒ・ヨーグルト種菌を入れて、軽く振って室温に置くだけでも、固まります。ただし豆腐状のものをパッケージの中で固めると取り扱いが不便であり、また牛乳パックのように蓋が閉まらない場合には雑菌が侵入しやすいので、専用容器を使うタイプのヨーグルト用保温器を使うことをおすすめします。

保温器がない場合には、豆乳のパックの中でダヒ・ヨーグルト種菌を混ぜ合わせてから、コップに取り分けて発酵するのが良いでしょう。
コップは直前に熱湯をかけて殺菌し、発酵中はラップをしっかりかけて、雑菌の混入を防いでください。